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大学院進学を考えているみなさんへ
筑波大学血液内科研究室にようこそ。
医学学系棟研究棟6階に、約300平米の血液内科専有研究スペースがあります。
筑波大学血液内科は若手育成にあたり、伝統的にレジデントによる臨床専門研修と、大学院生による研究とを分離してきました。大学院入学後は研究に専念していただくため、(社会人大学院生以外は)MDであっても患者は受け持ちません。MDの一般大学院生はクリニカル・アシスタント(CA)に就任していただきます(病院からごく僅かですが賃金が支払われます)が、CAとしての任務は月に1~2度の骨髄検査やドナーからの骨髄採取などに限られます。もちろんアルバイトによる収入は保証されています。血液学に興味のあるMD以外のみなさんも、大歓迎です。ぜひ、一緒に研究に取り組みましょう。
[お知らせ] 2021年11月より、トランスボーダー医学研究センター内にも研究室(教室主任 先端血液腫瘍学講座/医学医療系血液内科兼任 坂田麻実子教授)を併設しています。筑波大学血液内科教室とトランスボーダー医学研究センター先端血液腫瘍学講座は、同一のリソースを利用し、連携して運用しています(https://www.md.tsukuba.ac.jp/tmrc/research_lab/advanced_hematooncology/)。
サイエンスとは何か 。サイエンスとは「自分の好きな絵を描く」ような世界です。 私たちの研究室では、血液がん、あるいは造血系の免疫細胞をテーマに、自由にサイエンスの絵を描くことを目指します。具体的には、シングルセル解析やゲノムデータ解析といった「データサイエンス」を得意とし、臨床医学とのパートナーシップを武器に、「ヒトのがん(特に血液がん)」がどのようにして発症するのか「ヒトの血液細胞がどのように発生するのか」、という本質的な課題に迫ります。「ヒトのがん」を対象とするデータサイエンス研究で発見した生物学的事象については、トランスボーダー医学研究センターと連携し、センターが得意とする実験動物学とコラボレーションすることで、ヒトのがんのマウスモデル作製に取り組み、分子病態を本質的に検証することで、将来的には基礎研究の成果を臨床に還元する「Bench to Bed」研究を目指します。
・「ヒトのがん(特に血液がん)」あるいは「血液細胞ができる仕組み」を対象とした最新のデータサイエンス研究を学びたい
・「ヒトのがん(特に血液がん)」あるいは「血液細胞ができる仕組み」を対象とした実験生物学を学びたい 皆さん、ぜひご連絡ください。
大学院博士課程・修士課程・卒業研究生については、
・将来、血液学に関わる医学研究にチャレンジしたい「医学を学んだ、あるいは学んでいる」方
・将来、医学や創薬に関わる研究をしたい「生物学あるいは検査学を学んだ、あるいは学んでいる」方 を広く募集します。
最新データサイエンス研究・実験生物学は、いずれも新たにチャレンジする方にはハードルが高く感じるかもしれませんが、初めてでも大丈夫です。一緒に勉強していきましょう。
連絡先 坂田(柳元)麻実子 SAKATA-YANAGIMOTO Mamiko
sakatama (アットマーク) md.tsukuba.ac.jp